パチンコ店内では、タバコを片手にパチンコを楽しんでいるお客様は多く、パチンコとタバコは切っても切れない関係といってもいいでしょう。

パチンコの景品にもタバコがありますので、スタッフがご遊戯中のお客様の持ち玉をタバコに交換してお持ちするというサービスもあります。

そういった環境であるため、店内にはモクモクとタバコの煙が充満していて、副流煙で喉、鼻や目を痛めてしまうということを思い浮かべてしまうのではないでしょうか。

実際にパチンコバイトを始めて、タバコの煙の凄さに驚いたという方も多くいらっしゃるようです。

今回はパチンコバイトとは切っても切れない関係にあるタバコの副流煙・その悪影響について解説いたします。

タバコの煙には、タバコを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と、火の付いた先から立ち上る「副流煙」に分かれます。

この副流煙には、主流煙に比べて

含まれています。

フィルター付き紙巻きたばこ一本あたりの発生量は

となります。

ニコチンは、血圧を上げたり、心拍数を増やして心臓に負担をかけます。

タールは、発がんの危険性を高め、進行を進めます。

一酸化炭素は、血液中の酸素の運搬を妨害し、心臓や脳の働きに負担をかけます。

主流煙の方が有害物質の濃度が低いのは、タバコを吸った時に先端の温度が900度にも達するため有害物質の多くが分解されてしまい、さらにフィルターを通すことに理由があります。

副流煙は、ただ手に持っている時に立ち上る燃焼温度の低い煙で、有害物質が分解されておらず、さらにフィルターを通っていないために非常な有害な煙となっています。

副流煙を、自分の意志とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。

受動喫煙にさらされると、様々な病気のリスクが高くなります。

脳卒中や肺がんの罹患率が1.3倍にもなります。

その他にも

などのリスクが高くなります。

妊婦については、低出生体重児または妊娠期間に比して小さい胎児、早産の危険性があります。

近年は、「受動喫煙防止」という世の中の傾向にあり、社内全面禁煙などとなっており、街の禁煙スペースも限られてきており、街の片隅の喫煙スペースやコンビニの前の一角などしかありません。

喫煙者にとっては、肩身の狭い世の中になってきています。

そんな世の中にあってパチンコ店だけは堂々とタバコが吸える空間となっていました。

しかし、最近ではついにパチンコ店でも、世の中の流れに沿って受動喫煙に注意を払う方向になってきました。

現在のパチンコ店では、非喫煙者にも優しい店舗づくりを掲げ、禁煙コーナーを設ける分煙化や最新式の空気清浄機の設置などを実施しています。

そのため以前と比べるとすごくタバコの煙がないきれいな空気で心地よい遊戯が可能な空間を提供するようにしています。

各遊技台に空気清浄機でフレッシュなエアーがお客様の口元に届くようになっているパチンコ台の施設を使っているところもあります。

また、現在のパチンコ店では、お客様のカウンター自体に灰皿が付いており、
そこで吸い殻は回収される仕組みになっています。

回収された吸い殻はカウンター内のベルトによって島の端に集められるような仕組みになっています。

つまり昔のような、吸い殻を集めて回る仕事はしなくても良いようになっています。

そのため、客層が悪い店において、タバコを多く吸うようなお客様がいても、あまり煙が気にならないようになっています。

ただし、店舗自体が分煙化されていても、希望通りに禁煙エリアで働けるわけではありませんので、注意してください。

店員は、喫煙エリアと禁煙エリアの両方を行き来するのが一般的です。

以前はいくら時給が良くても、受動喫煙が気になる、タバコの煙や匂いが苦手だからパチンコバイトはできないと諦めていた人も多いかもしれません。

ですが、近年の「きれいな空間でお客様に遊戯を楽しんでいただけるように設備を整える」というパチンコ店の方針は働く側にとっても非常に働きやすい職場になっています。

それでも喫煙エリアのお客さんへの接客もあるので多少は受動喫煙してしまいますが、対策されてる分、そこまで重大な健康被害を受けることなく働けるでしょう。

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